【ジャパンレールパス】値上げで他の選択肢を検討してみた

移動手段
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こんにちは。
欧州人の旦那と日本の魅力再発見の旅をしているTabikkoです。

2023年10月より、外国人が日本を旅する時に欠かせないジャパンレールパスが値上げになります。

これを受け、値上げしてもレールパスを使うべきか、他に選択肢はあるのか検討してみました。

ジャパンレールパスとは?対象者は?

ジャパンレールパスとは、日本国内のJR線が乗り放題になるフリーパスです。新幹線ののぞみとみずほは乗れませんが(価格改定後は別途乗車券購入で乗車可能)、これ1つあれば日本国内の移動がとても便利。詳細はこちら

購入できるのは海外在住の外国人です。3ヶ月以内の短期滞在者である必要があり、日本に在住権のある外国人は対象外です。
また、現在のルールでは、海外に10年以上在住する日本人も対象(2025年12月31日まで引換証購入可能)となっています。ただし、10年以上在住している証明が必要で、各国の大使館・領事館で証明書を取得できます。しかしこの証明書取得も面倒で、10年間住所が変更していなければ簡単ですが、国を跨いだり、管轄の領事館を跨いでいたりすると、さらに住所と期間を証明する書類をお住いの市から発行してもらう必要があり、とても面倒です。

細かい事を言えば、おそらく外務省のオンライン在留届のシステムの問題で、領事館の管轄を跨いで引っ越した場合、新たな管轄の領事館に住所を登録すると、在住期間がリセットされる為、それ以前の住所や在住期間を自分で証明する必要があるという、おかしな話です。
お住いの国によっても揃える書類が違ってくるので、興味のある方は在住国の大使館・領事館のホームページを確認してみてください。

旦那は毎回日本へ行く際に、このレールパスを利用して日本国内を旅しています。
私の場合は、管轄の領事館を跨いで10年以上在住しているので、揃える書類が多く面倒です。これだけの手間、費用、時間をかけてジャパンレールパスを購入する価値があるのか、値上げ後はさらに熟考する必要があるかもしれません。

ジャパンレールパス大幅値上げ

ジャパンレールパスは、2023年10月1日購入分から値上げになります。
7,14,21日間用、普通車、グリーン車用など、いくつか種類があるので、詳細な金額は公式サイトでどうぞ。

こちらでは、7日間/普通車のチケット価格について取り上げてみたいと思います。

値上げ前 29,650円

値上げ後 50,000円

結構な値上げです。
とはいえ、以前の価格だと、東京~新大阪間をひかりで往復すると(片道14,200円)ほぼ元が取れてしまうので、価格設定が安すぎたとも言えます。

しかし値上げ後は、旅行の行程をしっかり計画して、元が取れるかどうか計算してから購入する必要がありそうです。

例えば、東京から大阪へ7日間の旅をした場合、往復の新幹線で約28,000円、残り22,000円分を大阪、京都、奈良などへ移動して元を取る必要がありますね。在来線でそこまで元が取れるか疑問です。新大阪からさらに広島へ日帰りするなど、移動距離を延ばして新幹線を利用すれば元は取れそうです。

ジャパンレールパス以外の選択肢

細かい料金を計算したり、その他のパスをリサーチしたりが面倒な方は、ジャパンレールパスを引き続き利用するのが簡単ではあると思います。

ただ私の場合は、レールパス購入のために書類や証明書が必要なので、他の選択肢があり、そちらの方が安いのであれば、そちらを利用したいと思い、選択肢を探してみました。

JR各社の鉄道パス

旅行のスタイルによってはジャパンレールパスが割高になってしまうケースもあるかもしれません。

旦那も、JR Kyushu Rail PassやJR-West Rail Passなど、JR各社が発売している地域毎の鉄道フリーパスの方がお買い得かもと考え直しています。こちらの各パスも同じタイミングで若干の値上げをしています。なお、これらの各パスは日本のパスポート保持者は購入できません。

例えばJR Kyushu Rail Passでは、北九州(3,5日間)、南九州(3日間)、九州全土(3,5,7日間)で利用できる3タイプのパスがあり、旅行スタイルによってマッチするものを選んだり、組み合わせたりもできます。

九州や北海道であれば、目的地まで飛行機で飛んで、そこから先は地域のフリーパスを利用するのもいいかもしれません。
日本国内でも、早割チケットや様々なフリーパスが発売されているので、私はそちらを検討したいと思います。

飛行機

日本国内線は、LCCを利用して安く飛ぶこともできますし、ANAやJALからは外国人旅行者向けに定額の割引運賃もあります。

Japan Explorer Pass/JAL

JALから発売されているJapan Explorer Passは、国内線が5,500円(東北発着など)、7,700円(東京~大阪間など)、11,000円(その他)の定額で購入できるチケットです。

JALの海外地区サイトから購入可能で、その国の通貨で購入することになり、レートによって現地通貨価格は変動することもあります。

購入の際に、海外発日本行きの往復航空券(JALに限らず)の番号を入力する必要があります。また、日本人の場合は永住権の所持が必要です。

メリットとしては、72時間前まで予約可能、マイルも貯まる、スーツケースに別途料金がかからないなど。

気を付けたい点は、変更キャンセル不可、空港使用料は別途必要、こども料金は設定なし(大人と同額)です。

タイミングによっては各社のキャンペーンの方が安くなりますが、直前でも11,000円で国内線が予約できるのは大きなメリットです。

ANAでも同じような外国人向けの定額チケット(Experience JAPAN Fare)がありましたが、現在は発売していないのでしょうか。海外サイトからチケットを検索しても検索結果に出てきません。

結論

ジャパンレールパスで元が取れるかは旅行の行程によります。

東京発函館行きで北海道を周る、東京発広島行きで中国地方を周るなどはジャパンレールパス利用の価値がありそうです。
ただ、のぞみ利用には別料金がかかるので、東京から広島へはひかりやさくらで5時間弱かかります。
同じ理由で、東京から博多へ行くとなると6時間弱かかるので、往復+移動でレールパスの元は取れますが丸一日移動だけで潰れてしまうというデメリットもあります。

我が家は次回、東京から九州へ旅行をしようと考えていますが、博多までLCCやJapan Explorer Passで飛び、九州内は地域のフリーパスを利用しようと思っています。

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